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第3章 生活水準編集

1800年以前の実質賃金編集

1200年以降の社会の安定により、イギリスにはその頃からの賃金と物価に関する詳しい記憶が残っている。

図3.1 1209−1809年のイングランド・英国における労働者の実質賃金編集

=>上昇は疫病による(malthus real wageで検索)

表3.1 1800年以前の労働者の支払内訳編集

表3.2 2001-2002年のマラウィと1800年の英国における賃金と物価編集

表3.3 2000年の人口一人あたり所得の比較編集

図3.2 1250-1809年のヨーロッパ諸国における実質賃金の比較(これもネットにあった)編集

表3.4 小麦の量に換算した労働者の賃金編集

表3.5 小麦の量に換算した1800年ごろの労働者の賃金編集

カロリー・たんぱく質の摂取量と生活水準編集

エンゲル係数と生活水準編集

  • 所得が低いほど、食費の占める割合が高い(家計レベル)
  • 所得が低いほど、より安価なカロリー源の占める割合が増える

表3.7 農業労働者の総食物購入費に各食品が占める割合編集

  • 所得が低いほど、食費の占める割合が高い(社会レベル)…「文化」の貧困、食物にほとんどの関心と労力が振り向けられる社会
  • 所得の8割が食物に費やされる社会では、労働人口の8割が食料生産に携わる。→農業従事者の多さは、農耕社会への人口配分を多くし、人口密度を低くする(畑が占めて市街地ができない)。
  • 産業化以前の英国の豊かさは、非農業部門の従事者の割合が高かったことからわかる。
    • サフォーク州1620〜35年の遺言から、63%が農業従事者だったことがわかる
    • 2000年のタンザニアでは全男性の83%が農漁業従事者

身長と物質的生活水準編集

表3.8 産業化以前の社会における成人男性の推定平均身長編集

  • 1760年代のタヒチの住民は、まだ石器時代の段階にあったが、その身長はヨーロッパ人(英国人)に優るとも劣らぬレベルだった
    • 彼らの労働時間は(狩猟採集民には当たり前だが)短く余暇はたっぷりとあり、
    • 食料は容易に手に入り栄養面でも多様さでも申し分ない。
  • ヨーロッパ人に楽園に見えたはずだ。

表3.9 近現代の狩猟採集・自給自足社会における成人男性の身長編集

図3.4 西暦1〜2000年のヨーロッパにおける、人骨から推定した男性の身長編集

表3.10 人骨から推定した各時代の人々の身長編集

産業革命Industrial Revolution編集

表3.11 英国の建設労働者の1日あたりの労働時間編集

表3.12 男性の1日あたり労働時間編集

……産業革命のために労働時間が急に伸びたわけではなく、逆に労働時間の長時間化が、産業革命を可能にした?

18世紀には、直前期にはもう1日10時間、1年300日働き、年間3000時間を越えていた。

狩猟採集にかける時間は、1日2時間未満。動物でもっとも長いのが、類人猿で4.4時間/日。

「勤勉革命Industrious Revolution」と生活環境編集

  • 労働時間の延長は、技術進歩と同じく、物質産出量を増加させたが、長期的には人口増加がそれを飲みこみ、生活水準を高めなかった。
  • 実のところ、労働時間を年間2100時間以下に抑える文化規範(カトリックの日曜や祭日、ユダヤ教の安息日)のある社会の方が豊かだった(一人あたりの所得=総生産は高かった)。

表3.13 狩猟採集・移動農耕社会と1800年の英国における、労働1時間あたりの産出カロリー量編集

アジアとヨーロッパの比較編集

  • 定住農耕社会を全く経験したことのない人々は、牛乳などを飲んだことがないので、ほぼ例外なく、乳糖を消化するに必要な、変異遺伝子をもっていない
  • 中国では、長く定住農耕社会であったのに、一般にこの遺伝子を持たない。生活水準が低く、牛乳が主要食物になったことがないことを示す。

マルサス的経済モデルの成功編集

  • 産業化以前の社会では、モデルが示すとおり、生活水準は技術水準と関係なく決まっていた。
  • (つまり)技術水準の上昇は、それが引き起こした人口増加に飲みこまれて、生活水準を向上させなかった。


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